塾への要望ありますか?ありますよね。ない人って少ないと思います。
より良くするための改善要望もあれば、不満に感じていることを伝えたい、など言いたいことは色々あるでしょう。
では、保護者から塾への要望とは、どのようなことが多いのでしょうか。
最も多いのは「先生の教え方」だそうです。個別指導塾の場合「授業のわかりやすいA先生がいいのに、わかりづらいB先生にばかり当たってしまう」とか「バイトの先生では成績が伸びないので社員の先生に教えてほしい・・・」など先生の教え方や相性によって勉強の理解度は大きく変わります。若いバイト先生は優しいし良い所を見つけて前向きに評価してくれるけれど、厳しく引っ張ってくれる力は弱い傾向にあるように思います。
子供自身がこの先生ではよくわからないと言うならば、先生の交代を伝えるのが得策です。我が家も子供が「授業がわからないから嫌だ」と言った先生の交代をお願いしましたが、すんなり受け入れてもらえました。
実際、社員よりもバイト先生の数が多い塾も珍しくありません。この点は塾側も常に気にして授業のアンケートを取るなどしていますので、先生の交代を申し出るのは気まずいことはありません。集団塾ではコース別カリキュラムがあったりで難しいかもしれませんが、伝えるだけでも授業のやり方など見直してくれることは期待できます。
次にあげるなら、「子供への親身の対応」です。成績を伸ばしたくて塾に入ったのに、子供は特にやる気や成績に変化は見られない。もっと相談に乗って欲しい、うちの子を面倒見て欲しい、といったことです。塾に入れば自動的にやる気が出るわけでもないのですけど、親が見つけてやれなかった「やる気スイッチ」を押して欲しい的な気持ちです。やはり高いお金を払ってプロに任せるからには、それなりの指導を期待するのが親です。
そして塾も同じで合格者を出さなければ存続していくことはできません。一人でも多く志望校へ合格させることを望んでいますから、具体的に相談することで答えも出るはずです。
塾に頼りっきりでもいけませんが、不信感を持ったままでは良い結果は望めません。気になるならダメもとで塾に伝えてみる価値はあります。どうしても不満があるなら転塾という手もありますが、6年生の夏休みでは転塾後も大変そうです。
成績順クラス、志望校別集団、個人指導など塾のスタイルは多様ですが、その塾が合っているかどうか子供自身が一番わかっていることでしょう。親は子供と会話し、塾を有意義なものにすることが大切です。
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