中学受験勉強の理科の内容に、「台風は進行方向右側の風の方が左側より強い。」という記載があり、子供から、なぜ?という質問を受けました。調べてみみましたが、大人でも勉強になりますね。
幾つかのサイトを見ると、以下の記述がありました。
「台風は一般的にその中心よりも進行方向に対して右側(南東側)のほうが風雨が強くなる。これは、台風をめがけて吹き込む風と台風本体を押し流す気流の向きが同じであるために、より強く風が吹き荒れるためである。気象学上ではこの台風の進行方向右側半分を危険半円と呼ぶ。また、台風の左側半分は吹き込む風と気流の向きが逆になるために相対的に風は弱く可航半円と呼ぶ。」
「台風は巨大な空気の渦巻きになっており,地上付近では上から見て反時計回りに強い風が吹き込んでいます。そのため,進行方向に向かって右の半円では,台風自身の風と台風を移動させる周りの風が同じ方向に吹くため風が強くなります。逆に左の半円では台風自身の風が逆になるので,右の半円に比べると風速がいくぶん小さくなります。下図は過去の台風の地上での風速分布を右半円と左半円に分けて示した図です。進行方向に向かって右の半円の方が風が強いことが分かります。」
同じような内容ですね。
いろいろ調べましたが、以下の図がもっともわかり易すいです。
大分合同新聞のサイト(https://www.oita-press.co.jp/bousai/115883430816348.html)から借用させてもらいます。
進行方向右側は台風の回転の風と台風を押す風の両方が同じ向きを向いているから、風速が強いというのが正解です。
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