小学生の特に男の子は、国語を不得意と考えていることが多いです。
中学受験で、国語を得点源にする勉強法を紹介します。
中学受験に出題される国語問題には、それぞれの学校の特色があります。
国語でその子の成長過程の生活を見るという学校側の意図があるからです(!)。
それならなおさら、安定して高得点を目指したい国語。
その国語力アップの勉強法を紹介します。。
1 まずは敵を知る ~受験的国語力とは
受験的国語力は、知識・読解力・解答力、に分類できます。
簡単で即効性のあるところから取りかかるのがコツ。
1 『知識』をまず制覇
漢字や慣用句・ことわざ等の知識問題は、全問正解が鉄則!
勉強すれば即効性が期待できます。すぐ始めましょう。朝15分程度の学習を習慣化するとより効果的。
・漢字:地道に書き取りを。
・慣用句等:問題集の他、学習漫画をうまく使って。
2 読解力を上げるには
① 音読 ~スピード感をもって~
文章を声に出して読むことで、一語一語が頭にたたき込まれます。
すらすらと読めるレベルから始め、ある程度のスピード感をもって読みます。
コツは、読めない漢字等があったら、
その場で教えて即対処すること!
あとでゆっくり調べるのでは、頭にたたき込まれるチャンスを逃すからです。
ここは、音読につきあう親御さんの大切な役目です!
② 語彙を増やす
理想的なのは、文章の中でことばを覚えることですが、現実的ではありません。
だからといって、辞書的な語彙集だけでは、活きた語彙につながりにくいですね。
そこでお勧めなのが、学習漫画です。
定評があるのは、
・『小学生必須難語2000マンガでクイズ』福田尚弘著(学習漫画)。
定番テキスト『中学受験必須難語2000』の漫画版ですので安心ですね。
漫画で一通り学習して、テキストを確認用に使用するのも◎。
(買うなら『中学受験必須難語2000ポケット版』が新しいのでおすすめ)
3 解答力
問題集等を使い、家庭学習で対応したいところ。
おすすめは、
・『〈中学受験〉国語の読解は答え探しの技で勝つ!』早瀬律子著
・『受験国語の読解 テクニック 親ナビつき』竹中秀幸著
など。
☆ 番外編~読書をさせたほうがよい???
読書量が多い子は、総じて語彙が豊富で、漢字にも強く想像力豊か。
国語が得意な子も少なくないため、国語力アップに読書、といわれることも多いですね。
ただ、受験国語≠読書、です。
(上図参照。受験に役立つ部分もありますが、一部です。)
中学受験専門家の松永暢史氏も、著書『将来の学力は10歳までの読書量で決まる』の中で読書を勧めていますが、受験の手段としてではありません。
読書は、人間的成長につながる、もっと深くて広いもの。
受験対策としての即効性を期待するのは酷です。
他の対策を優先しましょう。
いかがでしたか。
コツをつかめばムラのない高得点が期待できるかも。ぜひ実践を!
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